とある鈑金屋の社長に評価してもらったこと Vol.24
こんにちは!とっぴー妻です(^^)/
前回のblogの最後に書いた『工務店さんは全てを教えてくれません。』ということ。
それをハッキリと感じたエピソードを、今回は書いていきたいと思います。
我が家の完成見学会に来てくださった、某建築板金の社長さん。
この方は板金だけじゃなくて、本気出せば設計から本格的な大工仕事までやっちゃえるような方。
そんな『お家に関する全般的な知識がある方』が、
我が家を見ながら≪ここええやん≫とこぼして下さった内容をご紹介します。
≪ええやんポイントその1≫
「お風呂の窓がないのは正解」
お風呂の窓は結露するだけ。サッシにカビが生えるだけ。
換気装置さえ備えればお風呂の窓は基本いらん、と。
≪ええやんポイントその2≫
「吹き付けのアワアワの断熱は、そのうち湿気を吸って重さでずり落ちる。板形の断熱材を使用しているのは正解」
専門用語で説明できなくてごめんなさい(笑)
でも、建てる前にいくつかお家の構造見学会に行きましたが、確かにアワアワの断熱材を使用している工務店さんありました!
壁を剥がして家を補修したりもしている人だからこそ知っている真実ですね。
断熱材も「何でも優れている」わけではないんだね…。
≪ええやんポイントその3≫
「屋根、この家は普通の家の2軒分の屋根の材料を使っている」
普通の家は下地材と屋根材を使用する。
「やけど、この家は下地材、断熱、更に下地、屋根材を敷いているだろうから、ザっと2軒分のコストかけてるな。」(まさに大当たり!!(笑))
「少々の雨ぐらいだと気づかないぐらい、防音にもなるし贅沢に材料使ってるな。」
≪ええやんポイントその4≫
ペアガラスのアルゴンガス入り。
窓っていうのは室温と外気温の温度差が約20度あったら結露する。
でも、このガスの部分で温度差が生じにくくなっていて結露防止になっているんや。
≪ええやんポイントその5≫
断熱には2種類あるんや。断熱と遮熱。
「遮熱」は熱を跳ね返すのが主な役割。
熱というのは暑いところから冷たいところに移動するから、「断熱」が機能していない家は暑いから冷房入れてたとしても外気の暑い熱がどんどん室内に入り冷房機能があまり効果を発揮できていない。
それに比べて、この家はこれだけ外側断熱してたら魔法瓶状態になるわな。(熱移動が少ないということ)
ざっとこんな感じで≪ええやんポイント≫をいくつか頂きました(^^)/
やっぱりその道の人に評価してもらえると、素直に嬉しいものです♡
ありがとうございました。
我が家は地面の基礎から外壁~屋根に沿って外側まるっと断熱で囲っているので、前述のとおり家の中はちょっとした魔法瓶状態。
音が響きやすい状態になるのでその対策として天井は壁紙ではなく「吸音板」を使用しているのですが、そのことに社長さんも一緒に来られていた建築士さんも大変驚き。
また室内湿度の低さにも驚き。
最後に
「こういう風にしたらええのは知ってたけど、まず客に提案はせぇへんな…」
と本音をこぼされました。
その本音を聞いて、
やっぱり200~300万上乗せになるような建築方法をわざわざ提案する工務店さんって、そんなにいないよねって感じました。
でも、本当はこういう風にした方が良いって…その道の人は知っているんですよね。
『工務店さんは全てを教えてくれません。』
(中にはこういった知識を持っていない工務店さんも多いとのこと)
そしたら、それを教えてくれる人から学びまくって自分で知識を蓄えるしかなさそうですね(‘ω’)ノ